さめはだ舞子です。
数ヶ月前に人生で初めてiPadを買いまして、イラスト制作を徐々にパソコンからiPadに移行させています。
はじめの頃はフリーアプリ『メディバンペイント』を使ってイラストを描いていたのですが…ふと、

iPadを買ったことをきっかけに、パスでイラストが描けるようになろう!と決意。
そこで選んだアプリが、iPadでベクターイラストが描けるアプリ『Affinity Designer』です。

有料のアプリではありますが、「Adobe IllustratorとPhotoshopを融合したようなアプリ」なんて言われるほど、機能性が高いと評判です。
Affinity Designerのここがスゴイ!
- iPad上でベクターイラストを描ける
- オブジェクトの「結合」や「分割」などの機能も完備
- Ai形式のデータも読み込める
- ラスターイラストも描ける
- 買い切り型でお財布にも優しい
この記事ではiPadでベクターイラストを描くのにおすすめな『Affinity Designer』について紹介していきます!
もくじ
iPadでベクター(パス)を使ったイラストが描けるアプリ『Affinity Designer』
Affinityは主に、
- Affinity Designer
- Affinity Photo
で有名なデザインツールを展開しているシリーズです。
それぞれPCソフト・iPadアプリがあり、どちらもAdobeシリーズのような操作ができると人気です。
最近では Apple社がMacBookProのパフォーマンス比較 として、Affinity Photoを起用してちょっとした話題にもなりました(前回まではAdobeでした)。
うぉ、ほんとだ!!MacBookProのパスォーマンス比較AffinityPhoto になってる!! Appleが認めたツールやん #AffinityPhoto https://t.co/Q9CxK93p8K
— まじかる☆しげぽん@VRoid (@m_sigepon) May 4, 2020
iPad上でベクターイラストを描ける
目玉は何と言ってもiPad上でパスが使えること!
わたしが購入した目的もベクターイラストを描きたいからでした。
ベクターとして使えるツールは3種類ほどあります。
\ クリックすると描画が見れます(無音) /
ペンツールはもちろん、手描きで描いた線を自動的にパス化してくれる ブラシもあり、パスに苦手意識があった人でも扱いやすいです。

んーキャラクターもいけそう🤔
(どことなく北山くんイメージ) pic.twitter.com/IcnKmOQC9j— さめはだ舞子 (@samehada_maiko2) April 5, 2020
オブジェクトやパスの「結合」「分割」などの機能も完備
illustratorの基本機能はだいたい備わっている感じでとても便利です!
オブジェクトやパスの 結合、分割、アウトライン化、アートボード、整列 などもしっかりできます。
iPadならでは操作も満載で、2本の指で画面を押さえたまま対象オブジェクトをドラックすると複製が完了!時短になります。

図形を使わないでザクザク描いても、あとからパスを綺麗に修正できる ので大変便利ですよ。

Ai形式などのデータも読み込める
Affinity Designerでは、Ai形式・EPS形式・PSD形式などのデータも読み込むことができます!
厳密に言うとPDF化したイラレデータを読み込んでいるようですが、パスの情報などがしっかりと反映された状態で開けますし、カラー変更なども可能 です。
デザイン・イラストの練習に 技術書 や 素材集 を参考にするとき、サンプルデータとしてAiやEPS形式のデータが付属されていることがありますよね。
iPad上でサンプルデータが確認できるのはとても便利だと感じています!

ラスターイラストも描ける

Affinity Designerには「ベクターモード」と「ピクセルモード(ラスターモード)」があります。
ベクターモードでは、パスを使ってイラストを描くことができ、ピクセルモードでは一般的なペイントツールと同じようにラスターで描画できるんです。
同じアートボード内で両方のモードを使える ので、「線だけベクター、塗りはラスター」といった描き方も!
ブラシの種類も多いので、デザインの幅がぐんと広がりますよ!

ベクターとラスターで描き分けることも可能

ベクターレイヤーのみで作り上げることも◎
買い切り型のデザインアプリ
機能満載なAffinity Designer…なんと 買い切り型 で購入できるんです…
そのお値段、約2,500円!!(iPad版の場合)
※価格は今後変動する場合があります

キャンペーンは不定期のようですが、定価が3,000円以下というはかなりお得 だと思います。

AdobeIllustratorなどのサブスクリプション型は毎月(または毎年)使用料を支払わなければならないので、固定費がかかります。
しかし、買い切り型は1度お金を払えば永続的に自分の所有物になります!
長く使っていくために 固定費を抑えられる かは重要なポイントなので、金銭面でも嬉しいですね。
『Affinity Designer』でベクターイラストを描くときのデメリット
この記事を書いている時点で、Affinity Designerをがっつり使って約1ヵ月半ほど。
デメリットだと感じるのは、情報量の少なさです。
iPad版のAffinity Designerを使っている人が日本ではまだまだ少ない印象で、使い方や裏技を発信しているメディア(動画やブログ)がAdobeシリーズに比べて充実していません。
そのため、「これってどうするんだろう?」と思ったときに調べても、なかなか欲しい情報を見つけられれないといったことが多くありました。
参考書にはIllustratorの技術本がつかえる
情報が少ないといっても、基本的な機能(ボタンの位置や名称は異なりますが)はIllustratorと似ています。
そのため、Illustratorの技術本を参考に操作することができます!
実際にベクターイラストの練習は、『Illustratorでイラストを描こう! 超入門教室』を参考に作成しているくらいです(笑)

『Affinity Designer』からグッズ展開もできる
Affinity designerでベクターイラストを描けるようになったことで、グッズをつくる機会が増えました!
png画像での入稿ができる印刷所も増えているので、ベクターにこだわる必要もないのですが・・・
やはり グッズは綺麗な線でくっきりデザインしたい!という思いが。

Affinity designerで作成し、BOOTH などでグッズ展開できます
ステッカーなどの制作も、ベクターイラストが描ければもっと楽しくなるかもしれませんね!
おすすめのステッカー作成サービスについては「【ステッカー印刷】StickerApp徹底レビュー!png画像だけで入稿してみた」の記事でまとめています。
iPadでベクター(パス)を使ったイラストが描けるアプリ『Affinity Designer』まとめ

『Illustratorでイラストを描こう! 超入門教室』を参考に描いたベクターイラスト
Affinity DesignerではiPadでベクターイラストを描くことができる便利なアプリです。
現役のデザイナーさんでも愛用している方もいるようで、今後ますます需要が高まりそうですね。
「Adobeを持っていないけど、ベクターイラストを練習したい!」
と思っている方にとくにおすすめですよ。気になっている方はぜひダウンロードしてみてくださいね。
以上、「iPadでベクター(パス)イラストを描けるおすすめアプリ『Affinity Designer』」についてでした!
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