さめはだ舞子です。開業にあたって『会計ソフトFreee(フリー)』を購入しました。

そこで今回はFreeeを例に、会計ソフトを購入した場合の
- 会計ソフト購入費・利用料の勘定科目
- 領収書の発行方法
- 計上の方法
についてまとめました。
おおまかな計上の流れはこんな感じ。
- 領収書を発行する
- 購入費・利用料分の「支出」を取引登録
- カード引き落とし後、「口座振替」で相殺
amazonや楽天市場でクレジットカード決済した場合も同様の流れとなりますので、はじめての方も覚えておいて損ない方法です!
もくじ
※今回の記事はPC画面上で登録することは想定しており、スマホからだと画像が見にくい可能性があります。
会計ソフト購入費・利用料の勘定科目は「通信費」「消耗品費」
会計ソフトの購入費・利用料を登録するために、まずは勘定科目を確認しておきます。
会計ソフトには、パッケージ版のような「インストール型」と、Freeeのようにブラウザ上で登録を行う「クラウド型」があります。
クラウド型の会計ソフトの場合、勘定科目は以下のものが使用できます。
- 通信費
- 消耗品費
- 雑費
どの勘定科目を使用するかは個人で決めてOKです。
ただし、クラウド型の場合、毎月(または毎年)利用料を支払う場合が多いですが、毎回同じ勘定科目で登録する必要があります。

Freee公式メディアでも「通信費」「消耗品費」で問題がないことが記載されています。
主に通信費として経費処理をしておくのがいいでしょう。消耗品費として処理するのも問題ありません
また、『小さな会社と個人事業者・フリーランスのための勘定科目の選び方と使い方がわかる本』にも、“クラウドストレージの利用料”が「通信費」になると書かれています。
クラウド型の会計ソフトも同様の考えになりますね。
会計ソフトFreeeの利用料(購入費)の領収書発行方法
会計ソフトを購入したり、利用の更新をした際、その証拠として『領収書』を保存しておく必要があります。
- [ 設定 ]タブ>プラン・お支払いの設定

会計ソフトFreeeホーム画面
プラン・お支払い設定の画面が開きます。
スクロールして下部分まで移動し、「お支払い履歴」の項目を表示します。
- お支払い履歴から該当の日付部分を見つけ、[ 領収書 ] ボタン

プラン・お支払い設定画面を下にスクロール

お支払い履歴を表示
領収書が表示されます。
この画像を「印刷」したり、「PDF保存」することで保管が可能です。

発行された領収書
これで領収書の発行はOKです。

会計ソフトFreeeの購入費・利用料を「支出」計上する方法
会計ソフトFreee利用料の領収書をもとに「支出」として計上しましょう。
今回は、
- スタンダードプランを年額で支払う
- 支払い方法は「クレジットカード決済」
の場合を例に登録していきます。
事前にカード残高を確認

会計ソフトFreeeのホーム画面
- はじめに「クレジットカードの残高」を確認
支出の登録がうまくいくとクレジットカード残高が変更されるため、ホーム画面で登録前の残高をチェックしておきましょう。
※今回、カード未決済(翌月に引き落としされる分の金額)が6,700円分あったので「-6,700円」と表示されています。 - 右上の [ 支出の登録 ] ボタンをクリック
支出の登録

取引登録画面
各項目を登録していきます。
- 「支出」を選択
- 「完了」を選択
- 決済するカードを選択
- 領収書に記載してある「日付」を入力
- 勘定科目「通信費」を選択
- 領収書に記載してある「金額」を入力
- 任意で「取引先」を入力
- 任意でタグを設定
- 任意で備考を入力
わたしは購入品が分かるよう『会計ソフトFreeeスタンダードプラン(年額)』と記載
- 完了したら [ 支出を登録 ] ボタンをクリック

取引>取引の一覧・登録で確認できる
取引の一覧に登録されました。
カード残高を再確認
登録が完了したら、再度ホーム画面でカード残高を確認してみましょう。

元残高:-6,700円
今回のFreee代金:-21,384円
これらが合計され、
になりました!計算が合っているので正しく登録されたことになります。
Freeeでは銀行口座だけではなく、クレジットカードや電子マネーも【口座】ということになります。
クレジットカードで支払いしたものは「未払金」や「未決済」ではなく、「クレジットカード(口座)で支払いを完了した」として登録をします。
そのため、〇月にカードで決済をし、△月に引き落としされる場合は、引き出し分が「ー(マイナス)」で表示されます。
会計ソフトFreeeのマイナス金額を【口座振替】で相殺する方法
翌月などに、クレジットカード決済分が通帳などの口座から引き落とされます。
引き落としが完了したら、引き落としされた分(上記で言う「-21,384円」の部分)を【口座振替】で相殺します。
口座振替の登録
ホーム画面より、
- 取引>口座振替

Freeeのホーム画面
口座振替の登録ページが開きます。

口座振替 登録画面
各項目を登録していきます。
- 振替日
口座から引き落とされた日を入力 - 振替元口座
引き落とされた口座を選択 - 振替先口座
決済したカードを選択 - 備考
任意で「備考」を記載 - 金額
会計ソフトFreeeの代金を入力
※今回は21,384円 - 手数料
引き落としの際にかかった手数料を入力
- 完了したら [ 振替 ] ボタンをクリック

口座振替の一覧
登録したものが一覧に表示されました。
カード残高を確認
登録が完了したら、ホーム画面で「引き落としされた口座(通帳など)」と「カード口座」の残高を確認してみましょう。

ホーム画面で口座とカード残高を確認
- 〇〇通帳
…Freee代金+手数料分が減っていればOK! - 〇〇カード
…Freee代金分が相殺されてなくなっていればOK!
※今回はFreee購入前にもともとあった「-6,700円」に戻っています

会計ソフト利用料の「勘定科目」と計上まとめ
- 通信費
- 消耗品費
- 雑費
どの勘定科目で仕訳けをしても大丈夫だが、毎回同じ科目で登録する必要あり。
- 領収書を発行する
- 購入費・利用料分の「支出」を取引登録
- カード引き落とし後、「口座振替」で相殺
amazonや楽天市場でクレジットカード決済をした場合なども、この流れでの計上となります。覚えておくと便利です。
以上、『会計ソフト利用料の「勘定科目」と計上、「領収書」発行方法』でした!
みなさまから頂いた感想
勘定科目に迷ったらこの本を参考にしています